更年期に発汗の異常を経験する人は少なくありません。大量の寝汗などもそうです。これらはのぼせや冷えなどと同類の症状として捉えることもできます。更年期の発汗は不安原因のひとつではありますが、あまり心配しすぎず、長い目で対処する姿勢も必要です。


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更年期になると異常な発汗を経験したり、すごい寝汗に困ったりすることがあります。
これも更年期に生じやすい症状です。
更年期は人間の人生を五つの時期に分類したとき、熟年期と老年期の中間に位置する時間で、いわば老いの準備期間ともいえる時間です。
この時期、人間、それも特に女性は性ホルモンの分泌量が減少していくのですが、この分泌量の減少によって体内のホルモンバランスに乱れが生じ、それを発端として様々な症状が表出します。
これは一般に更年期障害と言われる疾患で、失調症に良く似た症状を呈します。
具体的にはめまいや熱、血圧の上下などの肉体・身体的な症状と、いらつきや倦怠感、情緒の不安定などの精神的な症状の二種類があり、大抵の場合はその二つが絡み合って表出します。
この際、どちらか一方だけというケースはかなり稀だと思います。
更年期の発汗や寝汗などはこのうち肉体面での症状に分類され、更年期障害の症状の中ではポピュラーなものの一つとされています。
更年期障害の諸症状は自律神経などの失調症にも良く似ているといわれますが、それは実はどちらもホルモンバランスの崩れによって起きる病気であるためです。
つまり更年期障害と自律神経などの失調症というのは、かかる時期によって病名が変わってはいますが、実質的にはとても近い病気だといえるでしょう。
更年期の発汗には血圧の上昇に伴う場合と、発汗作用そのものの異常によって症状が出ている場合がありますが、治療に際してはどちらの際も同じ方法をとります。
家庭で出来る最も有効な手段としては、まずベルトなどを緩めて風通しの良い場所へ移動し、気持ちを落ち着けてゆっくり深呼吸をすること。
更年期の発汗の原因はストレスや心配事などの精神的な理由であることが多いため、まずはリラックスすることが何よりも肝要です。
またこの際に過呼吸に陥っている場合もあります。
そういう時は吐くことを意識して落ち着いて呼吸をし、息を整えていきましょう。
またもしそれで収まらないような場合には、すぐに病院に連絡して診察を受けましょう。
他にはタオル地のハンカチを二枚用意し、一枚を冷凍室で冷やして一枚をレンジで暖め、まず熱い方のタオルで汗を拭ってから、冷たいほうのハンカチで汗をふき取る方法もあります。
シャワーを浴びたりしなくても気軽にリフレッシュできるという点でかなり便利ですし、またストレス解消にもなるでしょう。
また発汗といっても、寝汗がひどいということもあります。
就寝中、下半身だけとか上半身だけ、常軌を逸した発汗を経験する人もいます。
これも原因は自律神経の失調による「熱の偏在」「水の偏在」と考えられます。
特効薬はありませんが、漢方などにはそれに適した処方を見いだすことができます。
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