更年期は年齢的に基礎代謝が落ち肥満しやすい時期でもあります。しかし若いころのような激しい食事制限や運動はよくありません。更年期にマッチした肥満対策をとるようにしたいものです。
更年期の肥満について解説していきます。
更年期障害はエストロゲンなどのホルモンの分泌量減少によって表出し、その発症は主に閉経前後の女性に多いと言います。
更年期障害は個人によってその症状の軽重と特徴に大きな差があり、自立失調症にも良く似た「何がとははっきり言えないがとにかく調子が悪い」という症例の典型を示します。
それと同時に、更年期になると筋肉が衰えてくるために基礎代謝で代謝できるエネルギー量が減ります。
つまり、その状態で若い頃と同じような食事を取り続けた結果、消費カロリーを摂取カロリーが大きく上回り自然と太ってしまいます。
更年期以降の肥満は心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病などの原因になりうるため、普段から適切な体重と体型を維持していくのはとても大事です。
また、若い頃から過剰なダイエットを続けてきた人では骨が脆くなっていることもあります。
これが高齢になると骨折が原因で寝たきりになってしまう可能性も非常に高くなります。
また外見がスリムだとしても骨の中身が空疎になっていたり、筋肉が少なく逆に脂肪の割合が多い人は体力がなく疲労しやすいため、言い換えれば病気にかかりやすいということになるのです。
これは更年期肥満に限らず全ての年齢の男女にも言えることですが、あまり体脂肪率が高いと高血圧や高脂血症、糖尿病などの病気にかかりやすく、さらにこの状態が続くといずれは脳梗塞や心筋梗塞などの循環器系の深刻な病気に発展する場合もあります。
日本肥満学会の基準では体格指数22を標準として、25以上が肥満と判定されます。
体格指数が25以上になると、先に書いたような高血圧などになる可能性が高まります。
中でも、特に身体の外部ではなく内臓に脂肪がたまる内臓脂肪型肥満の人は、動脈硬化などを起こす危険が高いとされています。
女性の場合は女性ホルモンの関係で皮下脂肪がつきやすいのですが、更年期以降はこの女性ホルモンの分泌が減少するため、内臓脂肪がつきやすくなることにも注意が必要です。
更年期の肥満を防ぐ方法としては、とにかくこまめに運動をすることです。
むしろ余程過剰でない場合は、食事の量を減らすよりも、運動をして筋肉の維持、そしてエネルギーを消費することを意識したほうがいいでしょう。
更年期の肥満は若い頃と代謝するエネルギーが違うことが原因であることが多いので、ここを運動量で補って相殺してやるのです。
更年期肥満はそれだけではそれほど深刻なものではないとはいえ、決して軽視していいものでもありません。
出来る方法、出来るペースで、自分で気をつけていきましょう。
【更年期辞典】
